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つれづれなるままに。。

ネイティブ化(コンテンツ化)するデジタル広告

広告枠のネイティブ化 

1996年に「Yahoo JAPAN」が広告枠の販売を初めてから、デジタル広告が徐々に変化を初めています。当時は、ブランドパネルと呼ばれるTOP面の販売から始まりましたが、Web領域における広告枠がユーザーにとって、広告とわかり初めてきてからクリックされることが少なくなり、徐々に形態が変わってきています。それが広告枠のネイティブ化です。

 

売り込みからコンテンツ消費へ

スマートフォンの普及が続き、情報を得る手段・コンテンツを楽しむ手段として利用されるシーンが増加していますが、広告(=商品情報)は求めているものとは異なるため、広告枠として認知されることで、興味がない・興味の薄いものに関しては、あえて情報を取得したいと思うことないでしょう。そのため、広告としてのアピールの仕方が、「商品の売り込み」から「商品を活用した情報」へ移り変わったことがネイティブ広告の始まりだと考えています。

▼ネイティブ広告の普及(最下部)

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最下部の日本旅行の広告が出稿しているネイティブ広告(インフィード広告)ですがですが、私達が、スマートフォンを使って得ている情報が、広告と分かった瞬間に見ないという選択をする方もいるのではないでしょうか。もちろんネイティブ広告でもPR・広告と記載されているかと思いますが、自分が興味があれば、クリックすることもあると思います。

TD・クリエイティブの重要性が高まる

ネイティブ広告で重要な要素は、TD(Text & discription)です。

上記に記載させて頂いている、日本旅行様のテキストが、もし今なら期間限定セールであったら、私はクリックします。(旅行に行きたいから)

通常のバナー広告で、期間限定セールと記載されている場合と、バナーで期間限定セールと記載されている場合、あなたならどちらでクリックしますか?僕が、Yahoo JAPANさんのサイトを閲覧する際は、「なにかおもしろい情報ないかな〜」と”他の情報と併せて”探すので、情報を求めてネイティブ広告であればクリックすると思います。反対にバナー広告で訴求されていた場合、「売り込み感」が多く感じてしまうため、おそらくクリックする可能性は低いかと思います。広告慣れしているユーザーからすると、ネイティブ広告の方がクリックする可能性が高く、TDとクリエイティブ次第で大きく成果を上げる可能性を秘めています。

 

広告枠の広告感(売り込み感)は、人によって様々かとは思いますが、売り込み感の少ないネイティブ広告のクリック率が高くなるのは、バナー広告に慣れた今の時代だからこそ活用され、広告を出す側が、ユーザーの求めている情報をうまくコンテンツ化し、ユーザーに届けることができることによってはじめて生まれるため、広告主側のクリエイティブ性が求められる時代になってきているのではないでしょうか。